東京で開催された「M3-2018春」にて、新曲をリリースしました。
歌姫迷宮
ーとある歌姫を巡る、物語。
歌: 今泉オリビア、作編曲: Ac:incremented、作詞: 永原さくら によるサークル「tic-tac-toe」が「歌姫」をテーマとした第一弾コンセプトミニアルバム配信限定で2018年04月29日にリリース!
公式サイト: http://tic-tac-toe.site
(出典) https://tic-tac-toe.bandcamp.com/releases
ーとある歌姫を巡る、物語。
歌:今泉オリビア
作編曲:Ac:incremented
作詞:永原さくら
によるサークル「tic-tac-toe」が「歌姫」をテーマとした第1弾コンセプトミニアルバムを配信限定で2018年4月29日リリース!
目次
全体的に暗めの「不思議の国のアリス」のような世界観をイメージして制作いたしました。
歌姫が迷宮に迷い込むというファンタジー世界を表現するために、フルオーケストラ + αで構成した曲です。
今回、制作にあたって、オリビアさんが歌った過去のCDを聞いていたので、少しオリビアさんのイメージにしては暗すぎるかな、とも思ったのですが、女王様っぽい雰囲気が出て、今までとは一味違うオリビアさんを引き出せたかなと思います。
当初、早いワルツを作ろうとしてましたが、遅めの12/8拍子に近くなっています。
コーラス部分のクラリネットのフレーズや、間奏終わりのファンファーレは上手く決まったと思っています。
この曲はサビだけ曲先、他は詞先です。詞先では自分が普段思いつかないフレーズが湧いて出てくるので、楽しく作れました。
このアルバムの中で最後にできた曲です。
短調の「歌姫迷宮」と長調の「6月のWoodland」を繋ぐために短調と長調を行ったり来たりするように構成しています。
この曲は完全な詞先だったので、世界観が浮かびやすく、全体的に苦労せずに作れました。
オリビアさんが伏し目がちに歌い始めて、徐々に顔を上げていくイメージで制作しました。作品を引き立てる切ない声で歌ってくださった結果、暗い世界から世界に光があふれてくるような作品に仕上がりました。
「もう行くね」というフレーズが切なく響くようにボーカルの音作りを工夫しました。
最初は短調で作っていましたが、制作途中で長調に変更しました。
イメージは「不思議の国のアリス」の中で出てくるうさぎです。
曲先で作っていたのですが、イメージは何も伝えずに永原さくらさんに作詞をお願いしたら、「うさぎ」というワードが出てきて、きちんと伝わって嬉しく思いました。
Bメロのぴょんぴょんはねてるようなところの伴奏では、ピアノで時計をイメージしています。
ピアノのフレーズの1拍目をあえて濁るように低音の長二度音程で配置して、柱時計の「ゴーン」という音を彷彿とさせるようにしました。
全体的にバイオリンのフレーズがキレイにできたと思います。
オリビアさんの歌声もすごく可愛いです。オリビアさん持ち前の可愛らしさを最大限引き出せた曲だと思います。
今回の曲は、それぞれ、12/8拍子、6/8拍子、3/4拍子で、4/4拍子がない珍しいアルバムになりました。
三曲三様の今までなかったオリビアさんを引き出すことができたかなと思います。
何より、高校時代に一緒に音楽を作っていた永原さくらさんと12年ぶりに一緒に作品作りができたのは嬉しいです。
高校時代の曲は恥ずかしくて聞かせられないですが、二人とも、クオリティが上がっているので、当時より一層楽しかったです。
このメンバーで一つ作品を作れてよかったと思います。